レースから2週間経って、やっとデータを整理する余裕が出てきた。
来年の11時間切りに備えると同時に、これから野辺山に挑もうとしている方の参考になれば幸いです。
まず、今回のラップと心拍数の推移です。
次に、大会HPから、コース概要図です。
最後に、カシミール3Dを使って、地図上にルートを表示させてみました。
May the Force be with You
【~95k地点】
多くのマラソン大会では、所定のポイントの通過タイムをメール配信で知らせてくれるGT-Mail というサービスが用意されている。普段は、応援の友人に途中経過を知らせたりするのに利用しているが、今回は、自分自身のタイムやゴール予想時刻を知るために携帯電話をボトルポーチに忍ばせてある。
多目的ホールを出てから携帯に着信メールがあったことを思い出し、坂を登りながら確認する。すると、弐号からのCメールで、な、なんと、71k女子で入賞を果たしてしまったらしい! 快挙! アッパレ~ 祝福しようと早速TELしてみたが、留守電 になっていて繋がらない。 ゆっくりとにでも入っているのだろう。
あきらめて、再び腕を振って攻めウォークを開始する。「 やばいな~ 同じウルトラ初挑戦なのに、差をつけられちゃったな~ こうなったら、派手なゴールで沸かせるしかないな~ 」と、あれこれと皮算用に思いを巡らせる。
まもなく、若いカップルの応援団に遭遇。女性がスポーツドリンクを差し出してくれて、男性がゴミ袋を持って併走し、紙コップを回収してくれた。
「頑張ってくださ~い 」 「どうもありがとう~ 」
今日一日で、何回感謝の言葉を口にしたか知れない。フルマラソンでは、ほとんどの行程を闘争心 で走っていたけど、ウルトラマラソンは人の心を優しくさせてくれる。
今回、ウルトラに出てみて、応援のありがたさをしみじみ実感させてもらった。感謝。
いつ終わるとも知れないダラダラ登りをヒタヒタと速歩いていると、先行ランナー達(ほとんど彼らも歩いているが)との差が少しずつ詰まってきた。ここでも攻めウォークが本領発揮。遠くに見える後姿を追って、追いついては一人、二人と順位を上げてゆく。 しばらく歩くと、先行ランナーが徐々に走り始める様子が見て取れた。勾配が平坦になってきたらしい。自分も彼らに倣って、ランに切替える。
ターゲットが歩くと、自分もその前まで回り込んで歩き、抜かされると再び自分も走って抜き返す、という繰返しが始まった。ここまで来ると、11時間台の完走は確実なので、順位を上げたいという意識よりも、「他人が走れるのに、自分は歩いている、という状況が面白くない」、というただそれだけの理由で走っているようなものだった。
そろそろ16時近くなり、陽も傾き、風が冷たくなってきた。 畑の真ん中の道路を走っているので、遮るものが何もない。汗で濡れたメッシュシャツが冷たくなり始めている。ボトルポーチに括り付けてあるビニールポンチョを被ろうかとも思ったが、「寒ければ走って身体を暖めよう」と思い直す。前日の夕方がかなり寒かったので、今日は、42K地点のトランジットから、SKINSパワースリーブを腕に装着していた。このまま進んでいけば、なんとか我慢できる気温のうちにゴールできるだろう。
93k手前で、の伴走を受けている先行ランナーに追い付く。前に出る際に自転車が邪魔になりそうだったので、「すみませ~ん、通りま~す」と大声で叫ぶと、「あ、すみません…」とすぐに道を空けてくれた。と、直後にエイド到着。暖かいココア とチョコレート菓子(きのこの山!)をもらい、すぐにランを再開する。
(95k地点…予定:12時間14分 実際:11時間02分 区間平均:8’03)
95k以降は、1k毎に残り距離数の標識が立っていた。一旦は平らになった道路だったが、そのあとも上ったり下ったり(下りはあまりなかったかな…)で、なかなか楽をさせてくれない。
それでも、時折、ゴール地点のアナウンスの声が風に乗って遠くから聞こえるようになってきた。 「あと4k」の標識も過ぎた。「よし、もうすぐだ!」 「とうとう帰ってきたぜ!」
しばらく前から、抜いたり抜かれたりしていたデカフォレストさん(10回以上の完走者)に再び追いついて、「あと少しですね~」と話しかけてみた。 すると、「ここからまた遠回りさせられちゃうけど、この坂を登りきれば、もうゴール前の200m以外に上り坂はないからね」と教えてくれた。「俺、野辺山初めてなんですよ~」「もう12時間以内は間違いないよ! 坂の向こうを左に曲がれば、畑道を通って、2Kくらいで野辺山駅前まで出るから。なんでも聞いてよ」
これは有難い情報だった 姿勢を正し、目の前の上り坂を克服することだけに集中した。そして、登りきった。すぐに走り始めた。11時間40分は間違いなく切れそうだった。
曲がり角を誘導するお巡りさんが、「お帰り、お疲れ様」と声をかけてくれる。「ありがとうございます。お世話になりました」 あ、俺、涙こぼれてるかも…。左折すると、最終エイドが見えた。そこのスタッフの人が、大きく手を振りながら、ぴょんぴょん跳ねてるのが見えた。うさ吉も、負けじとぴょんぴょん跳ねながら両手を振った(跳ねるのは本職だぴょん!)
「お帰りなさ~い。お疲れ様~」「ただいま~。ありがと~!」 初めて会うのに、友達同士みたいな感覚。悪い気分じゃない。「あと3kですからね!ここからラストスパートですよ」「(げ、ラストスパートかよ) は、はい。ラジャー」 最後のWGH、最後のオレンジ、最後のきのこの山、最後のココアを補給して、そこそこのペースでゴールを目指す。
エイドで休んでる間に、馬越の山下りで置いてきた一人のランナーにパスされたのがわかった。ものすごい形相でラストスパートしてる。 でも、うさ吉は、ちょっとだけ おセンチ気分で、「もうすぐ終わっちゃうんだね…」 と余韻にひたりながら走っていた。畑道の曲がり角のスタッフのおじさんが、うなずきながら優しい目で迎えてくれた。、「お疲れ様」「ありがとうございました」。 汗なのか涙なのかわからないけど、顔がしょっぱくなっている。 残り2Kの曲がり角では、女性二人 がプログラムでゼッケンを確認して、「うさ吉さん、お疲れ様。あと少し、頑張って~」と応援してくれた。「どうもありがとう~」 目の前には、もう歩くのが精一杯のランナーが足を引きずっている。 「あと少しです、がんば」と声を掛けて先に行かせてもらった。JRの踏切でも、スタッフやお巡りさんが、みんな労いの言葉を掛けてくれる。うさ吉の「ありがとうございま~す」は、すっかり涙声になっていた。
いよいよ駅前通りに出た。MCみどりさんの声で、女子100Kの表彰式の最中であることがわかった。「あ~、うさ吉のゴールコメント、読み上げてもらえないかも…」
沿道の人たちが、口々に「お帰りなさ~い」「お疲れ様~」「おめでとう!」「よく頑張ったね!」と声をかけてくれる。うさ吉は、首のタオルをはずして、右手ににぎった。ヘリコプターのようにぶんぶん回しながらゴールするつもりでいたのだ。
最後の角を左折すると、歩道の両側に人、人、人! 前後100mには誰も走ってないから、全員がうさ吉に声援を送ってくれている。「ありがとう~」「どうもありがとう!」と声援のシャワーの中を進む。 左右に手を振りながら正面を見ると、100mほど先でMCみどりさんが手を振っている。その脇で風忍弐号も笑顔で手を振っている。「やったぞ~!」と右手を挙げて応える。さあ、パフォーマンス、パフォーマンス、と思ってゴールテープを探したが、あれれ、みつからないよ。ゴールどこですか? すると、体育館方向へ花道が突然曲がり、左折した瞬間、「あ、ゴールテープ切っちゃったよ、まじ?」 「写真屋さんはどこ? え、撮り終わった? そ、そ、そ、そ~ですか、そりゃどうも」
…こうして、うさ吉の野辺山ウルトラマラソンは幕を閉じた。
ゴールで読み上げて欲しかったコメントは、
「初めての野辺山! 初めてのウルトラ! 風忍うさ吉、只今参上」
(100kゴール…予定:12時間55分 実際:11時間34分22秒 区間平均:6’23 全行程平均:6’56 )
【~87K 川上村多目的ホール】
ここからゴールまでは下見をしていない。「馬越を登りきった後の下りが厳しい」という話は、先達のブログや説明会で聞いていた ただ、峠道は完全にウォークで来ているので、脚はかなり元気だ。
登り坂の途中で抜いてきたランナーが、エイドで休まずに一人で下り始めたので、それに続いて山下りを開始した。 このランナーがなかなかよいペースで下っていくので、またもやスピード狂の血が目覚めてしまった。
追走しながら、ずっと前にいた別のランナーを軽くパスし、コーナーを曲がるたびに加速していく。 膝の調子もOK。何度目かのコーナーで一気に前に出ると、そのままさらにスピードを上げ、キロ4分前後のペースでどんどん駆け下りる。
川上村の野菜畑が眼下に広がっており、天気もよく、風も爽やかなのでご機嫌な山下りである。
途中、82K辺りのエイドで、少しだけスピードを緩め、 「ご免くださ~い」 「オレンジいただきま~す」 「お邪魔しました~」 と徐行運転で通過し、小用で30秒ほどロスしたが、再び加速し、ポツンポツンと現れる先行ランナーを次々と追い抜いていく。
途中のコーナーに車が停めてあり、3~4人の応援の方が「頑張れ~!」と手を振ってくれた。 「ありがとうございま~す 」と大声で叫びながら、さらに前をゆくランナーをパスして順位を上げた。 さらに、抜きつ抜かれつしている気配のランナー二人をまとめてパスし、「この下りはどこまで続くのかな~」 「終盤に備えてそろそろ膝を休めたほうがいいかな~ 」と思っていた頃に、山下りが終了。 あ~楽しかった。
ところで、85Kの標識をまだ見ていないが、あとどのくらいで多目的ホールに着くんだろう? 右折して、生活道路の歩道をペースを落としながら走っていくと、川沿いの道路に誘導された。前方に先行ランナー三、四人の集団を発見。軽くクールダウンしながら追い付き、追い越す。 この辺りのグループは、関門の制限時間には無縁な地点まで到達しているので、 敢えて無理をしないでマイペースで走っているランナーが多い。かなり疲労困憊の様子でトボトボ歩いている人もいたが、大丈夫、歩いても余裕でゴールできますよ。
同じような景色の道を淡々と進み、85k標識を過ぎても、それらしい建物が見つからず、なお、キョロキョロしながら川沿いの道を進んでいくと、橋の辺りに人だかりがしている。何組もの家族が応援に出てくれていた。
その中の、幼稚園くらいの小さな姉弟が、若いお母さんに促がされてランナーに声をかけようとしているのが見えた。 僕の前のランナーには、恥ずかしくて 声をかけられない様子だったので、こちらから 「応援ありがとね~」 と声をかけて手を振ったら、「頑張ってくだちゃい」 と天使の笑顔を返してくれた 。 通り過ぎるときに、お母さんが、「すみません、ありがとうございます。頑張ってください」と声援してくれた。 こちらこそ、応援ありがとうございます。
橋の前を左折して、路地のような小道を二、三回と白線の誘導で曲がると、公民館の庭みたいな場所に出た。ここが、川上村多目的ホールだった。
ここを、2回目のトランジット場所に指定し、着替えやテーピング用品などを預けておいたのだが、まだ15時前で陽も高く、とくに故障した箇所もないので、着替えはせずに補給 だけすることにした。
「うどん食べていかな~い?」とエイドの婦人会のお姉さま方に声を掛けられたので、「お願いしま~す」と応え、出来上がるまでの間に、オレンジやイチゴ、葡萄、梅干などを食べ、レモンティーやココアを飲んだ。椅子に座って出来立てのうどんをゆっくり食べながら 、残り時間を計算。
下りの激走で、目標タイムまでの貯金が1時間以上。最終関門に至っては、残り4時間もある。 「あと13k。7分ペースで走れば11時間半が見えてくるな~」と思ったが、最後の10kくらいから、もう一度辛い登りが待ってるという話を思い出し 、「登り坂は歩いて 、走りたいところだけ走ろう 」と冷静に判断する。
欲を言えば、全工程の平均ペースが7分となる、11時間40分くらいでゴールできたらすごいな~と漠然と思っていた。
うどんを食べている隣で、若いお兄ちゃんが年上の女性ランナーに、「あとは、手足を動かしてれば勝手にゴールに着きますよ!」とアドバイスしていて、思わず苦笑してしまった。
「アクシデントがなければ歩いても余裕で完走できる」この気持ちの余裕は大きかった。
(87k川上村…予定::11時間10分 実際:10時間04分 休憩時間:5分 区間平均:5’15)
【~90k地点 最後の難関へ】
多目的ホールを出ると、車道の端を、車に気をつけながら走った。独立した歩道が用意されているわけでもないので、側溝の蓋の上のような所を選んで走るしかなかった。
先行ランナーをたまにパスしたが、皆さん、無理せず淡々とゴールを目指しているという背中だ。これまでの風景とは違って、普通の街中の光景が続く。前方にほとんど誰も走っていないので、この道で合ってるのか時々不安になる。路肩に停車中の宅配便の車を避けたり、後ろから来る車を除けて路肩に寄ったりしながら、平坦な道をトコトコと進む。
2キロほど走ると、民家の塀に腰掛けた兄妹が、ハイタッチを求めてきたので応じると、「お兄ちゃん、サンタ知らない?」と尋ねられた 例年、サンタの仮装をして、の中のぬいぐるみを沿道の子供たちに配りながら走るランナーがいるという話をWebで読んだことがあった。 「サンタさ~ん、子供が待ってますよ~!早くを渡してくださいね~」と願いつつ、さらに進んでいくと、今度は、歩道をこちらに向かって歩いてくる、今時の遊び人風の二人組が目に入った
「俺が道を譲るべきか、はたまたサングラスに乗じてこのまま正面突破をするか?」と思案していると、二人組が脇に寄って、「お疲れです!頑張ってください!」と応援してくれた。 予想外のご声援、ありがとうございました。 「川上村、アイシテルゼ!」
やがて、街中から離れて畑が多くなってくると、左手に折れ、再び登り坂が始まった。いよいよこれが最後の試練か。登り勾配の途中に五,六人のランナーが歩いたり走ったりしているのが見える。自分も、ゆっくりと走って登っていくと、それまで歩いていた最後尾のランナーが振り返って、慌てて走り始めた。一瞬追い掛けようかと思ったが、結構な上り坂なので、ウォークに切替えた。すぐに90k計測ポイントを通過。テントがあってスタッフがいると、ついついエイドだと思ってしまうが、ただの計測ポイントだった。でも、「お疲れ様です。あと10kです。」と声をかけてもらえるだけでありがたい。
(90k地点…予定::11時間34分 実際:10時間22分 区間平均:6’05)
深夜になって回線が激重です 本日は、ここまででおやすみなさい ~
うさ吉、一体どこまで引っ張るんだ! 今度こそフィナーレなのか?
~ 次号、(疑心暗鬼の) 「野辺山ウルトラ レース本番 四の巻」へ 続く ~
【~54.6k 川又分岐】
小海のエイドの脇を右折し、太陽と山に向かって進む。
最初のうちは、あまり気にならない程度の緩い登りが時々顔を出す程度なので、胃の消化具合を気にしながらじっくりと走る。
途中、5人くらいの集団に追い付いたが、最後尾の赤いクリールのランシャツを着た、トレイルシューズで走っていたのは、樋口編集長だったような気がした。
レース中なので、あまりジロジロ見るのも失礼だと思い、声もかけずにそのまま静かに追い抜いた (先方は私のことを知らないわけだしね…。 )
白線に誘導されて、時々道路を右に左にと渡りながら進んでいくと、徐々に登り勾配がきつくなってきた。 それでも、ゆっくり走り続けていくと、少しずつだが順位は上がっていく。
やがて、とある私設エイドに人だかりがしていたので立ち寄ってみると、お婆ちゃんが白い梅干のようなものを並べていた。「魔法の水」に漬けたというその物体(正体不明)をいきなり口に放り込んだら、「それは食べるんじゃないよ!」と笑われた。
脚に塗ると、元気になる薬なんだそうだ。あらためて1個もらい、タイツの上からポンポンと太股とふくらはぎの前後に染み込ませてみた。どうもありがとうございました
(※後日、うさ吉の調べで、謎の物体は「梅漢方エキス」らしいと判明した)
ここから先は、民家の軒先でいろいろな私設エイドにお世話になった。
大小さまざまな形のグラスにホースで冷水を注いでくれるところや、リポD を手渡してくれた男の子たち。みんなありがとう!本当に嬉しかったよ。
後半になって傾斜がきつくなってきたところで、またまた攻めウォーカーに変身。
数人に抜き返されたが、次の川俣のエイドでは、全員に追い付いちゃった。
コールドスプレーが置いてあったので、太股前後とふくらはぎを冷やしてみた。ここでも、サイダーやオレンジでリフレッシュ。
(54.6k川又…予定:6時間25分 実際:5時間56分位 休憩時間:1分 区間平均:6’18)
【~59k 北相木村役場】
川又分岐を右方向に登れば滝見・馬越方面へ向かうが、その前に、北相木村役場への上り下りが待っている。
この区間は事前に下見をしていないので、「だらだら登りが続く」こと以外に情報がなかった。ある意味、全工程で一番精神的に辛かった区間とも言える 。 傾斜が微妙で、走るか歩くかのボーダーラインの上りが延々と続く。ここでは、「走りたいかも…」と思えるところだけ走り、少しきついかな?と思ったら即座に攻めウォークに切り替えた。なにしろ、これまで一度に走ったことのある距離を既に突破しているのだ。この先、体がどこまで持つのか予想ができない。(現時点では、まだ肉体的には辛くはないが)
登り初めて間もなく、お馴染み長野マラソンクラブのアンパンマンKさんが坂道を下ってきた。(こちらが一方的に知っているだけ…)。 そういえば、GWに下見に来たとき、餡さんは、行程数百キロの「川の道」レースを走っていたような気がしたが…。 お疲れ様です。
道路の反対側を駆け下りてくるランナーを羨ましく思いながら、「でも、折り返せば自分にも下りが待っている!」と気持ちを騙しながらひたすら登る。先行していた100Kの女性ランナーをウォークで何人か追い抜いたと思う。頭の中では、水戸黄門のテーマ曲がエンドレスで流れ始めていた。 「くじけりゃ誰かが先に行~く~。(中略) 泣くのが嫌なら、さ~あ、歩~け~」♪
蛇行しながら目的地の見えない坂を登り続け、「折り返し地点や~い」とそろそろ泣きが入ってきた頃、神社の近くで、「お酢どうぞ」と声をかけてくれた男の子がいた。ぐいっと一杯ひっかけて あと一踏ん張り、頑張りましょうか! 走れるところはランニング~
そのうち、道路反対側に60K計測ポイントを発見。役場が59K地点だから、「あと1k(もあるの)か~ 」と複雑な心境になる。
それらしい建物が見当たらないと思いつつ先に進むと、数分後に、スタッフに誘導され、長い上り坂から開放されて北相木村役場エイドに到着。 道路よりも一段下がったところに位置していた。
、味噌汁、イチゴ、、オレンジをお腹に詰め込み、シューズもソックスも脱いで、 プールの水で足を冷やす。 顔も洗って、さっぱりとした。
(59.0k北相木…予定:7時間05分 実際:6時間29分 休憩時間:7分 区間平均:5’55)
【~71滝見の湯】
さきほど登ってきた道を川又まで戻る。基本的にほとんど下りなので、リラックスして走る。 先行ランナーや歩きの人を6~7人抜いた。
途中、二人のお婆ちゃんが、「どうもありがと~。来年も来てね~」と声援を送ってくれた。 「必ず来年も来ま~す!」と手を振りながら、じんと胸が熱くなった。
少し先の私設エイドでもらった別のお婆ちゃんの梅漬けをかじりながら、反対側を登ってくるランナー達を眺めていると、手を振って坂を上ってくる弐号を発見! 元気そうで安心した。 「オ~」と手を振りながら、「(エイドまで)あと2k~!」と叫んだ。
登っている時の自分が一番知りたい情報 だったから。(でも、レース後、「あの時、何て言ってたの?」と尋ねられてしまった…がっくり)
川俣まで下り、左折すると、いきなり滝見までの上りがはじまった。ここからは下見でよく把握している正念場だ。 早速ウォークの体制で進みはじめた途端に、「日向地区」エイドに到着。で、いきなり休憩 これから始まる登りの連続に備え、しっかりと休む。
エイドのお母さんが、「さっきアンパンマンが来たんだよ~」と誰かに話していた。餡さんは、どこでも人気者だ。
ここから先は、レース前の予想では、「ぼろぼろになっているはずだから」、8’30~9’00ペースを見込んでいた。
北相木の時点で、目標タイム(12時間50分)に35~40分の貯金があったので、「普通に歩ければ大丈夫」という気持ちの余裕があった。
下りか平坦な部分以外は、攻めウォークでピッチを刻んだ。まれに後続ランナーに走って抜かれることもあったが、走ろうという気持ちにはならず、ひたすら歩き続けた。
そのうち、歩くことに飽きてきたのか、とくに体のどこかが痛いというわけでもないのに、「滝見に着いたら、入って、飲んで、弐号と一緒にで帰ろうかな~」という甘えた考えが脳裏をよぎり始めた。
しかし、66K地点で「滝見の湯 関門まであと5k。関門15:15 」という看板が目に入り、「いくらなんでも、こんなに時間的余裕があるのにリタイヤしたら格好悪いし、きっと後悔する。関門と必死に戦っている後続ランナーを冒涜することになる。」と反省した。
大勢の友人達に、「野辺山100kに挑戦してくる」と宣言してきたことも思い留まった大きな要因だったと思う。まだ正午を過ぎたばかりだったのだ。
そうこうしているうちに南相木村エイドに到着すると、自分を追い抜いていったランナー達がゆっくり休んでいたので、チョコボールとWGH程度の補給をして、早めにエイドを後にした。その後、その人たちの姿はほとんど見ることはなかった。
70K地点を過ぎると、下見のとき見覚えのあるお蕎麦屋さんが目に入り、続いて、庭に出した椅子に腰掛けた別荘の住人らしき人達が、「頑張れ~」と応援してくれた。
傾斜がやや緩くなったこともあり、ちょいと走り始めると、
すぐに滝見の湯の駐車場の幟が見え、沿道の人数もいきなり増えた。
MCの声がスピーカーから流れてくる。 71kランナーが目の前でゴールした。「71kフィニッシュ!おめでとう!」 続いて、 「442番さん、はるばる 71k地点まで、よくいらっしゃいました。 お疲れ様!」という賛辞が耳に飛び込んでくる。このメッセージで、俄然、やる気が沸いてきた。 「そうだよな。俺、71kも頑張ってきたんだよな!」「あと29kを10分ペースで歩いたって、目標クリアできるじゃん」「馬越峠を歩いて越えて、下りだけ走れば、走った分だけ良いタイムが出るじゃないか」「ガッツポーズでゴールして、メダルを掛けてもらわなきゃ!」と、いきなりのプラス思考モードに突入。
早速、蕎麦をいただき、オレンジ、、イチゴ、葡萄、梅干をむしゃむしゃと口に運び、ウエストポーチのパワージェルを一口補給。さらに、腰のボトルをWGHで満タンにしてもらった。仕上げに、クールインフィットを両脚にスプレーしてもらい、ピットアウト。ここまで4分ジャスト! 合格!!
(71.0k滝見…予定::8時間47分 実際:8時間03分 休憩時間:4分 区間平均:8’10)
【~79k 馬越峠頂上】
下見で来た際に、唯一試走をした滝見~三川までの3kは、ゆっくりとジョグペースで上った。試走の際はは8分半くらいのペースで走ってみたが、今日の予定は9分で可。 馬越峠に至っては9分半で見積もっている。
遅い山桜が咲いているのを横目に見ながら、ゆっくりとランで登っていく。途中、傾斜がきつくなったのでウォークに切り替えたところ、後続のランナーに抜かれてしまった。アグレッシヴモードになった自分は、すぐさま後ろについて、ラン再開。調子が出たところで、前に出て、ペースアップした。 その後、先行する歩きの女性ランナーを追い抜いたところ、ぴったりと足音が付いてくる。 どうやら自分をペースメーカーにして登ろうという気配。Welcome、戦友さん! どうぞ付いていらっしゃい。
いくつかのコーナーをクリアした数分後、気がつくと後ろには誰もいなくなっていました…。 ご健闘を祈ります。
さて、三川の分岐の少し手前で、元気なお兄ちゃんが走って自分をパスして行ったがあまり気にしない。三川から馬越峠までは完全ウォーク を決めていたので、右折して峠に差し掛かるや否や「ウォーキングマシン」に変身。ノルディックスキーのフォームをイメージして、前傾姿勢を保ちながら、腕をしっかり前に振上げる。丹田を意識しながら、腕の振りで脚を引揚げる感覚だ。 そして、しっかりとピッチを刻み、グイグイと峠道を登ってゆく。 前方に数人ずつの集団が二、三確認できたので、その背中を目標にひたすら「攻めウォーク」を続ける。ターゲットは、走ったり歩いたりを繰返しているようだが、その背中がじわじわと迫ってくる。 「歩いてるのに、俺は速い」
ここまでの工程で、なんとなく感じていたことが確信に変わった。冬場、ジムのトレッドミルで急傾斜で8分ペースで歩く練習をしたり、4月以降、山麓道のトレッキングコースをせっせと早足で登ったりしていたことが、馬越峠の舞台で見事に結実したのだ
まさに、 トレーニング計画の勝利
九十九折の峠道では、少しでも最短距離を通ろうと、誰もがコーナーの内側を結んだコース採りをする。自分は、集団の後ろで様子を伺い、その際に空いた隙間を使って一気に前に出て、次の集団の最後尾に着く、という繰返しで順位をどんどん上げていった。
三川の前で抜かれたお兄ちゃんも、途中で抜き返していた。時々気分転換に、下界を見下ろしてみると、高原野菜の畑のビニールが反射してキラキラしている。滝見の湯を出たのが13時頃なので、陽射しも強くなっているが、峠を渡っていく風が涼しい。まさに一服の清涼剤という感じ。
三川から2~3k登ったところで、T字路のエイドに到着。ここでアンパンを一つもらって、かじりながら歩く。下見の時には、ここが頂上だと思って、右折して川上村へと下ったのだが、何故か標識の矢印は左折を表していた。「まだ登るんかい! 」
馬越峠の頂上は、この先さらに2.4Kほど登らなければならないようだ。
T字路のエイドは、馬越の登りのほぼ中間点だったらしい。ここから、傾斜が一段ときつくなった気がする。 気持ちを切替えて、ここから先も、攻めウォークで一人ずつロックオンしてはパスしていく。
エイドから頂上までの間に抜いたある女性ランナーは、追い越されて順位が下がるのがとても嫌な様子で、抜こうとすると、10mほど小走りして距離を稼ぎ、また追い付くと、さらに10mほど走って逃げるということを繰返していた。
「お嬢さん、私は決して怪しい者ではございませんのよ…」
この 鬼ごっこが 五、六回続いて、ついに彼女は諦めて私の後方に下がっていきました。
そうこうしているうちに、峠では珍しい沿道の方を発見。「あと少し!そこのの先が頂上ですよ!」と教えてくれた。道なりに左に曲がると、3台ほど車が停めてあり、その先に、念願の79K馬越峠頂上エイドが出現した。
頂上では、4~5名のランナーが体を休めていた。ゴールまで残り21k!ハーフ1本分を走らなければならないと考えると長いが、87k地点の川上村のエイドで区切って、8k+13kと考えれば、大した距離じゃない。 毎朝のトレーニング程度の距離じゃないか。しかも、残りを10分ペースで歩いても、当初の目標12時間50分は楽々クリアできる。前半は得意の下り だし、どこまで 縮められるか挑戦しよう! というわけで、柄杓でバケツの水を両脚にかけて冷却 し、いよいよ山下り第2弾の準備が整った。
(79.0k馬越頂上…予定::10時間05分 実際:9時間18分 休憩時間:1分 区間平均:9’23)
~ 感動のフィナーレ「野辺山ウルトラ レース本番 参の巻」へ続く ~
【~35k 稲子の湯】
5kまでが6’00ペースと、弐号にはやや速い入りとなったようだ。このところ、起伏のある山麓道でのLSDばかりしていたので、平地でのペース感覚が20秒ほどずれている。
(注: 呼び名は「弐号」だが、うさ吉の正妻である…念のため )
主なエイドの通過予定時刻を左手首のバンドに挟んできたのだが、エイドは必ずしも5k毎ではなく、代わりに5k毎の標識が立てられていた。今日はGPS抜きで走るので、標識毎にラップを取ることに決めた。
大きなパラボラアンテナや、昇る朝日 を眺めながら、時々、後ろの弐号を確認して、周りのペースに合わせて進む。その後、10k地点では6’40ペースと、まずまず落着いてきた。
ところどころに大きな水溜りがあるが、あまり気になるほどではない。トレイルの状態は、砂利と轍が中心で、朝方まで雨がかなり降っていたが、その影響は少なそうだった。ただ、M964だとソールの窪みに石ころが挟まることがよくあるので、本日のM810の選択は正解だった。
35kまでは弐号のペースメーカをしながら抑え気味に行く予定だったので、ちょっと息が荒くなればペースを落とし、心拍が上がり過ぎた際には、躊躇わずにウォークに切り替えた(今日は、心拍センサのみ装着)。 ただ、ウォークの場合でも、前傾を保ち、腕振りを意識してピッチを刻んだ。(結果的に、今回のレースでは、この「攻めウォーク」が強力な武器となった)。
「攻めウォーク」で気がついたのは、上り坂を走っている選手と、あまり差が開かないこと。その時は一旦追い越されても、次のエイドですぐに追い付き、気がつくと再びリードしていることが多かった。
スタート時は長袖ジップシャツに手袋、CW-Xロングタイツだったが、10Kくらいでは暑くなり、手袋を外して腕まくりをした。しかし、標高が上がるにつれて肌寒く感じることもあり、袖とジッパーの上げ下げで体温を調整した。
途中からロングタイツの脇に挟んでいた手袋は、気がついたら右だけどこかに落としてきてしまった。(20K付近の林道で、Addidasの白の右手袋を拾った方、うさ吉のです!)
途中、標高最高地点ではスタッフの方に写真を撮ってもらい、AllSportsのカメラマンさんには手を繋いで走ってみせたりと、半分ハイキング気分で楽しいトレイルだった。
実際に走った印象として、下りのトレイルが予想以上に長かった(多かった)気がした。40k以降の展開を考え、あまり膝に負荷をかけないように、意識してセーブして走ったが、弐号には少し速すぎたようで、時々、置いてけぼりにしては、
次のエイドで待合せ、という展開になった。
途中で、「気にしないで先に行って!」と声をかけられた自分は、性格上、言葉通りに捕らえてしまい、「それじゃ、稲子で会おう」とばかりに容赦なくぶっ飛ばしてしまった。
その後、途中で小用タイム で調整したり、エイドで苺をつまんだり、稲子直前の1kの急坂 を歩いたりしているうちに徐々に差がなくなり、稲子到着後、1分後には再び合流できた。
ここの名物のお汁粉をいただき、オレンジや をかじって、滞在2分で出発。
弐号はもう少し休んでいくというので、北相木の往復で再開できることを祈りつつ、ここで一旦お別れ。
(35k稲子の湯…予定:4時間01分 実際:3時間49分 休憩:2分 区間平均:6’29)
※休憩後のエイド出発までの時刻で所要時間(スプリット)を算出しています
【~42k 八峰の湯】
稲子を出ると、すぐに急な上り坂が待っている。
無駄な抵抗を止めて、即座に攻めウォークに切替える。
ある程度登って見晴らしがよくなった辺りから、先行ランナーに倣って走りを交える。松原湖へ下る道路に合流する手前からは緩やかな下りが始まり、合流して右折すると、傾斜10%以上の舗装路の下りが幕を開ける。
下見の段階では、「ここで傾斜に任せて突っ込むと、前半で膝が壊れること必至だから抑え気味に入ろう」と決めていたのだが、いざ下り始めると、生来のスピード狂の血が騒ぎ、 九十九折を激走しながら順位を上げる快感に酔いしれた(一応、膝の負担を気にしながら…)。
路肩にある未舗装の歩道(?)部分を積極的に選んで駆け下りた。土やタンポポの凸凹はあるものの、M810を履いているから、トータルで考えれば舗装路よりは膝に優しいだろうという作戦。
キロ4分そこそこのペースで下っているので、足を捻れば一大事だが、なんとか最後までコントロールできた。この区間で、たぶん100番以上は順位を上げたと思う。
下りながら右手を見ると、さっき中腹のトレイルを抜けてきた八ヶ岳が青空に映える。右端の四角いのが稲子岳だ。
八峰の湯に着くと、42KのFinisher、トランジット、通過者、に応じて経路が分けられており、誘導されるままに荷物受取場所まで進む。
スタッフが事前に自分のゼッケンを大声で伝えてくれていたが、待っていても荷物が現れないので、自分で大声でアピールして着替袋を受け取った。
・NISHI長袖ジップシャツ→NorthFace半袖トレイルシャツ
・CW-Xロングタイツ→CW-Xセミロングタイツ。さらに、「ひざ簡単」装着
・シューズ NewBalance M810 → M964 (トレイル用からウルトラLSD用へ履替え)
・SKINS パワースリーブ装着
・豆防止にディクトンを両足に再度塗りたくり、自前のコールドスプレーで膝を冷却する
・アミノバイタルプロとクエン酸サプリを補給
(42k八峰の湯…予定:5時間00分 実際:4時間40分 休憩:10分 区間平均:5’51)
【~50K 小海教育委員会】
八峰の湯を出るとすぐに42.195Kのポイントがあり、これまでと同様の急坂が続く。先行ランナーも、集団ではなく、ぽつんぽつんと点在している感じだ。
ここでも、軽快なペースで一人、また一人と追い越して順位を上げていく。 観光案内所付近で左折すると、わずかに登る部分もあったが、松原湖を左に見ながら、再び八邦池地区へと駆け下りる。
国道141号の「松原湖入口」信号の手前のエイドで、サイダーを一口いただいた。口の中がサッパリし、気持ちがリフレッシュした(このあとのエイドでも、時々サイダーを口にした)。
を見ると、ちょうどいいタイミングだったので、急いで国道を渡り、ほんの少しの間だけ141号の歩道を走る。大きな駐車場のあたりで、モデルさんかと見紛うような綺麗なお嬢さんたちが4~5名声援を送ってくれたので、手を振り返してちょっとだけスピードを上げた(笑)。
国道から右に折れると、川に向かって道が下っており、民家のお婆ちゃんが応援してくれた。ここから小海までは、あまりアップダウンはなく、田園風景の中を淡々と走る。
民家の庭から、小学生の姉妹が「頑張ってくださ~い」と大声で応援してくれたので、「ありがとう!」と手を振って応えた。あまりペースを上げることもなく、楽なペースで走っていたが、先行ランナーにゆっくり追付いては順位を上げるという繰り返しで小海のエイドに到着した。
スタート後、5時間ほど経過していたので、ここでしっかりと食事を摂ることに決めていた。 手打ち蕎麦が名物ということだったので、きょろきょろしていると、「うさ吉さん、蕎麦食べていってよ!」とエイドのおじさんが自分の名前を呼んで、器を差し出してくれた。自分のゼッケンの名前を一瞬で読み取ったのだろうが、なんだか嬉しかった。
「お代わりするなら出前するよ~」と気前が良かったが、とりあえず一杯でご馳走様。美味しかったです。エイドの裏側のテントでは、職人さんが蕎麦を包丁で切っている様子が見られた。このほか、、味噌汁、梅干などをいただき、ポーチのパワージェル梅で締めて、お昼御飯終了。かなりお腹一杯になった。
(50k小海…予定:5時間55分 実際:5時間27分 休憩時間:5分 区間平均:5’53)
~ 以降、波乱万丈の「野辺山ウルトラ 本番 弐の巻」 に続く ~
【ご挨拶】
みなさん、こんにちは。風忍のうさ吉です。(「かぜにん」と読みます)
先日の「第14回 星の郷八ヶ岳野辺山高原100Kmウルトラマラソン」に初挑戦し、無事、初完走をいたしました。パチパチパチ
この偉業(←自分で言うんかい!)を祝しまして、このブログを開設いたしました。
これからも、ウルトラ、フル、ハーフ、トレイルレースと予定が控えておりますので、都度更新して参りたいと思います。
尚、野辺山完走までのトレーニングや当日の装備品についても、後日アップする予定でおります。
【前日受付~説明会】
明日のスケジュールに合わせて普段より1時間以上早い3:30に起床し、すぐ朝食(自分だけ)。5:00から、6’00ペースで8kほどJog。入浴後、荷物の最終チェックを済ませ、天気予報の結果から、一部トランジットの着替えの配分を入替える。8:30頃に、野菜サラダを食べ、10:00前に出発。途中、風忍弐号(くノ一)の希望で小海駅裏の隠れケーキ屋さんでパイ生地のケーキを買い、12:30頃にコンビニ駐車場でおやつにした。
受付開始時間の13:00少し前に現地到着。まだ駐車場の車も少なく、入口に近い位置に駐車。 早速、受付を済ませ、体育館に入ってブースを物色する。
ファイテンで、丸いチタンシールを貼ってくれるサービスをしていたので、列に加わる。初体験だったが、肩と腰の症状を説明すると、それに応じた処置をしてくれ、しかも、何とかいうジェルを塗ってもらうとすぐに肩凝りが解消されたので感心してしまった。 続いてアートスポーツで、来月のOSJ志賀野反トレイル用のパンツを購入した。
13:30になって説明会開始。元気なMCみどりさん の進行で、坂本氏の説明やコース紹介、招待選手やスポンサーの商品宣伝などがあり、1時間ほどで終了した。体育館を出ると、大粒の雨が降ったり止んだりし始めた。
風も出てきて、けっこう寒い。明日の夕方は寒くなるかも、と気を引き締めた。
一旦車に戻って荷物を置き、目を付けていたステーキ屋さん まで歩いていったが、すでに店は閉まっていた。 車に戻り、明日のトランジット荷物を所定の袋に入替え、コンビニで軽食(ほとんど品切れ…)を仕入れて宿へチェックイン。18:00の夕食まで3時間もなかったが、とりあえず空腹を満たした。(フロントで、「林間学校があるので日曜の夜は大浴場が貸切で使えない」という説明を受けた…。ガ~ン。ショック!)
18:00からビュッフェ形式の夕食を食べ、自室の狭いユニットバスで風呂に入り、 白角水割りを飲んで20:30には寝た。
【起床~スタート】
全館暖房が入っていたのか、蒸し暑くて寝苦しかった 1:00と2:00に目が覚めてしまい、3時起床の予定だったが、2:30頃から起きてしまった。 それでも、4~5時間は寝たので寝不足ということはない。夕べは、かなり強い雨が降っていたが、予報通りに朝までには回復していた。宿の食堂で3:00から和食中心に朝食を食べた。 4:00に出発するまでに合計3回自室のトイレ で用を足し、その方面の心配はなくなった。
ディクトンスポーツや日焼止めを塗り、現地まで徒歩で移動。駐車場に停めておいた車の中でトランジット用荷物の最後の確認を済ませた。
30分前に体育館へ移動し、荷物を預け、ジンクスになっている大福を頬張りながら、身体が冷えないようにうろうろと歩き回った。スタート前のエイドがとても充実していたが、すでに満腹状態だったので、WGHを一杯だけいただいた。20分前にスタート地点に移動したが、まだ人がまばらで、閑散としている。

「さ~すがウルトラ。の~んびりしている~」と感慨しきり。
初めて体験するウルトラマラソンの空気。
周りのランナーの服装や、再会を喜ぶランナー達の談笑風景などを興味深く眺めていた。
そのうちにだんだんと人が集まりだしてきた。10分前から開会式が始まり、村長さんの挨拶、気象条件やコース路面状況などの説明があり、チアリーダーのパフォーマンスで気分を盛り上げたところで、「エイ、エイ、オ~」と気勢を上げた。
「この元気が果たしていつまで続くでしょうか!?」というMCみどりさんの突っ込みに思わず苦笑しながら全員でカウントダウンをして、いよいよスタート。
30数秒でスタートラインを通過した。今日の気象条件は最高らしい!
~以降、疾風怒涛の「野辺山ウルトラ レース本番 壱の巻」に続く~