もう10日も前のことになってしまいましたが、備忘録を兼ねているので、SFMTの続きを書きます。もう旬じゃないのかな…。
<近況報告>
・飲んだくれていたのは1日だけで、あとは仕事が忙しかったんですよ。過去形じゃなくて、上半期決算関係で、当分忙しいです。本当です!
・爪がない…。左足の親指の爪が丸ごと欠落しました…。従って、お肉がむき出しでございます。怖いので、取れた爪をカバーがわりに絆創膏で固定しています。こんな状態で走っていいものだろうか?(というわけで、菅平ボランティアを除いて、完全に休養状態です)
では、本編に入ります。
<~笹ヶ峰~5A乙見湖>
黒姫コスモス園内の道路を歩き、御巣鷹林道に向かう。コスモスが満開で綺麗!
ここもスナップ撮影ポイントだった。3人組で、まったりとボーイズトーク(?)をしながらのんびりと進む。
間もなく、御巣鷹林道の砂利道に到着。
「ここ、試走の時、走ったんですか?」とharaさん。
試走の時は、黒姫の町営駐車場を基点にしてたから、いつもスタート直後の元気な時だったんだよね…。
当然のように全コース黙々と走破したわけですが、流石に50数キロ走ってからだと、気持ちが萎える。数日前に、黒姫だけ地殻変動があったんじゃないかと思うほど、傾斜のイメージが違う。
ついさっきまで、「リタイアもあり」と考えてた自分なので、とても走る気にならない。
「(自分は)歩きモードで当分行くから、行けそうなら先に行っちゃって!」とお二人に告げたところ、「なんだか、もう、タイムとかどうでもいいかな~って感じ。」とharaさん。(でも、チラッと、「店長から1時間以上離されたかな~?」とも言ってたような記憶が…)
試走時の経験から、この林道は、5k登って2k下ると発電所へ向うトレイルへの分岐が現れる。レース中とは思えない、まったりモードで30分以上歩き続けているが、そのわりに、あまり他のランナーに抜かれない。歩いてる人が多いんだろうな…。
それでも、一人、二人、と追いつかれ始め、何人目かで女子選手に先行されたあたりで、haraさんが覚醒した。
「ちょっと行ってみますね」とラン再開。 ZEKEさんと二人で御見送りした。
その後、ようやく下り基調に転じ、ゆっくりだけど走り始めたところ、今度は、ペースアップして来る後続のランナーに抜かれ始めた。何故か、自分のペースが一向に上がらない。
「ちょっとトイレ行くんで…」とZEKEさんに先に行ってもらい、用をたし始めると、いままで見たことのないカラーの液体が…。これが血尿ってヤツですか!初めまして…。 ( ´_ゝ`)ノボンジュール♪
前半、確かに皮算用よりは速かったけど、オーバーペースってほど追い込んだわけでもないし、もう小一時間は完全に疲労回復モードで自重してきたのに、何故ですかね?
「加齢なる一族」ってことなんですかね? …ま、確かに、江戸時代なら天寿を全うしてる年齢なんだけどね…。そういえば、今年、健康診断まだやってね~な…。
大体、トレーニング不足なんだよ…。試走は充実してたけど、それ以外の練習の質が低すぎだ。野辺山前の走り込みと較べても、距離で60%以下だもんな…。ろくな練習もしないで100kレースを走っちゃいかんよな…。
と、いろんなことを考えて憂鬱になりながらも、重力の恩恵でなんとか走り続けた。
やがて、林道から遊歩道へ分岐して、発電所へのトレイルへ。しばらくして樹林帯に入ると、苔生した岩がゴロゴロしてて、ダムへのテクニカルな下りが登場する。あまりスピードは上げてないけど、すっかり試走で馴染みのサーフェスなので、小走り以上のペースでトコトコとステップを踏んだ。すると、意外なことに何人かパスできた。(足は、さらにダメージが増したけど)
西野発電所前のつり橋を渡り、いよいよ水力発電パイプ保線道の激登開始。試走では、中盤最大の難所と位置付けていたが、意外に元気にグイグイと進めましたな。走る脚(と足)はダメージを受けてるけど、「登る脚」が、かなり元気で、先行者にピッタリ付いて、やや煽り気味に登り切れちゃった。
さあ、ここまで来れば、笹ヶ峰は目と鼻の先だ!
…と、喜びたいところだけど、ここからドイツトウヒの森へ抜けるトレイルが、ちょっと登り勾配で、またもや歩きモードになってしまった。それでも、先行するウォーカーを二人パスできたけど。基本的に、歩きのペースは速いほうなんだよ、自分は。
笹ヶ峰のクロカン(トレイル)コースに到着してからは、すっかりランナーに戻って、淡々と走ることが出来た。時々、登りで歩きも入れたけど、ウルトラモードのペースとしては、まあまあの感じだ。
砂地や芝生で、着地の衝撃が軽減されるのが有り難かった。キャンプ場も目前だし、そこから乙見湖までわずか1kだし。
とりあえず、ドロップバッグも預けてあるから、エイドで一休みしてから、その先のことを考えよう!
牧場からキャンプ場まで、足取りも軽く、乙見湖への下りトレイルに至っては、何人もパスできた。(どうやら、エイド目前だけ頑張るパターンが定着してきたようだ… )
そして、ついに第2関門の5A乙見湖(67.1k)へ到着した。
(予定:9時間52分 実際:9時間17分 貯金:35分)
エイドに到着してドロップバッグを受け取ると、最初にharaさんに遭遇。次に、キャンペーンガールのお姉さんにRedBullを勧められて、一気飲みしてツーショット撮影。エイドの前をふらふらと歩きながらハイドレにムサシを補給し、最後の一杯だというコーラに運良くありついて、草むらで休憩。少し離れたところに、ZEKEさんがご家族と談笑してる姿が見えた。
全行程の2/3が終わった。もう、リタイアなんか全く考えてなかった。残り33kを、12時間半以上かけていいってことは、キロ23分ペースで歩いても大丈夫ってことじゃん!
ここまで来たら、格好悪くてもいいから、ソックスが血まみれになってもいいから、歩き通してでも完走する。そう心に決めた。(←遅いよ!)
幸い、お天気がまだ持っているけど、天気予報では下り坂だったし、夜中の飯綱登山になることは確実なので、歩いてても耐えられるだけの防寒対策が必要だ。
ドロップバッグから、冬用の長袖ジップやインナーグローブ、シェル、ポンチョ、ヘッドライト等を取り出し、汗で濡れた身体をタオルで拭いてから着替えた。
U-Hiroさんからリンゴを頂いたり、エイドの超アルデンテリゾットを取ってもらったりしてると、妙高のHさんや、ぎっぺさんも登場。「歩いてでも完走はします!」と宣言して、バッグを預けて黒姫山へ出発だ。
ゆっくりと24分も休憩したおかげで、心身ともにリフレッシュできた。気が付いたら、ダムの上を、階段に向かって軽快に駆け出していた。
・5A乙見湖出発(67.1k地点) 予定:10時間02分 実際:9時間41分(貯金:21分)
<~6A戸隠大橋>
時刻は15時を過ぎた頃。
秋冬用のホグロフス長袖ジップとインナーグローブでは、ちょっと暑い。キャップも、ヘッドライト装着用に短いつばのものに変えているので、気が付いたら全身黒ずくめだった。蜂から見たら、絶好の攻撃色だ。自分では、Mission-Impossibleのトムクルーズの気分だったんだけど…。もうすぐ夕方だから蜂は大丈夫だろ!(←根拠なし…)
夢見平のトレイルは、最初の丸太階段さえクリアすれば、あとはとても走り易い。歩く予定の自分でも、ほとんど走れた。時々、後方から、ペーサーを従えたランナーが迫ってくる。すでに完走狙いモードの自分なので、さっさと道を譲る。
森が深くなると、時々走れない登りのトレイルにも遭遇する。やや薄暗くなった気がして、「今のうちに…」と、ヘッドライトを装着。今日は、腰にもヘッドライトをスタンバっており、ハンドライトも出せば3灯体制だ。(すでに歩く気満々なのだ…)
走り易い下りのトレイルを駆け降りる途中で、数人の単独ランナーをパスできた。そして、林道にでたところで右折し、70k地点を通過。スタッフに軽口の声援を受け、「ありがと~!」と手を振りながらどんどん進む。林道に出れば、まだまだ明るく、当分ライトは必要なさそうだ。
試走で間違った大桂への分岐ポイントでもスタッフに声援を受け、すぐに氷沢橋に到着。向こう岸の紅葉の様子をカメラに収め、ここからは砂利道の登り傾斜が続くので、基本的に歩き中心で進んだ。
黒姫登山道入口まで続く林道では、遭遇したランナー全てがペーサーを従えていたような気がする。ペーサーだけザックを背負って、空身で走るランナーの後姿を見てると、「どう考えても同じ条件じゃないよな、これって…」と思ったりもしたが、ま、これは自分で決めたことだから仕方ない。最初くらいは、独力で全行程を走ってみたかったんだもの。
パワーウォークでせっせと歩いていくと、ペーサー付きで歩いているランナーを捕捉した。無言で俯きがちに歩いてた。折角だから何かお喋りしたら?と思ったけど、余計なお世話だよな…。脇をサッサと歩いて通過。
登山道入口には、ワゴン車とスタッフが居て、水を補給できた。コップで2杯飲んで、お礼を言って登山道に突入。(いや、「侵入」か…。ペース的には…、な。)
登山道では、しばらく一人旅。基本的に歩きで進む。沢を渡るあたりで、単独女子1名に追いつかれ、道を譲った。女子なら、この位置でもまだ上位を狙えるだろう。目的意識の差が、そのままペースの差になって現われ、背中がどんどん遠ざかっていった。
やがて、西登山道分岐に差し掛かる手前で、前方に男性ランナーの背中がチラチラ見えるようになった。目標が見つかると、ちょっと積極的に頑張れる。
どんどん背中が大きくなってきて、分岐を過ぎてランを再開すると、すぐに追いつき、道を譲ってもらった。
ここからは、しばらく走り続けた。
ところどころで、泥でズルッと足を滑らせる場面もあったが、緩い下り傾斜のこともあり、爪の痛みも麻痺し始めていたのか、意外に攻めの走りができた。
しかし、如何せん、すでに肉体的には相当ダメージが進んでおり、意識と行動の間のギャップが如実に現われ始めた。紙一重で飛び越えたはずの根っこには躓くし、小指は岩にぶつけるし…。仕方がないので、かなり大袈裟に飛び越え、跨ぎ、踏み切りながら駆け抜ける羽目に。で、結果的に、足裏の皮がはがれ始め、側面に出来た豆が潰れてしまった…。もはや、身体のどこが痛いのか判別不能だ。
それでも、いつの間にか強気が戻り、大ダルミや泥のトレイル、沢の周りでペースダウンしているコンビを、次々とパスして下った。先行者を抜くたびに元気が回復してきて、足の痛みも気にはなったが、束の間のスピード感を楽しんだ。トレイルランレースであることを辛うじて思い出したようだ…。
やがて、古池に到着。ここからは、ほぼ平坦なトレイルだ。
左回りは初めてのコースだ。
…と、後ろに人の気配。脇に寄って「どうぞ!」と声をかけるが、抜く気配がない。
「?」と思って振り返ると、ZEKEさんだった!
「なかなか追いつきませんでした~」と一言。
どうも、自分と同じところを歩いて、同じところを走ってきたみたいだった。
途中、調子に乗りすぎて木道に躓いたりして、ちょっと控えめにしながら、道路に出た。
そろそろ薄暗くなり始めてきた。戸隠大橋の第6エイドまでJogで繋ぎ、12時間08分で到着した。貯金はまだ2分残ってた。
戸隠エリアのエイドは、若いお嬢さんたちが元気に切り盛りしていた。コンソメスープが美味しかった。ムサシも補給してもらい、ジャガイモを食べたり、饅頭を食べたり、と、イスに腰掛けてしばらく休憩した。
ZEKEさんの命水であるコーラが終わっていたようで、奥さんに電話をかけて、中社でのコーラ手配をしていた。自分の分も頼んでくれたみたいで、感謝でした。
さて、8分間ゆっくりと休憩し、スタッフの助言でヘッドランプを点灯して、舗装路を鏡池に向かって出発だ。休みすぎたせいか、ここまで飛ばしすぎたせいか、大腿四頭筋に激しいダメージあり。Jogで進むつもりが、いきなり歩きでのスタートとなってしまった。
・6A戸隠大橋出発(81.3k地点) 予定:12時間13分 実際:12時間16分(貯金:マイナス3分)











私もいつかは( ´_ゝ`)ノボンジュール♪が来るのだろうか・・・心配です。
コーラは売れ切れ多かったですねぇ・・。
それにしてもさすがによく覚えてますねー、わたしゃ1日前のご飯の内容もよく忘れるのに。
わしゃ何喰ったかいの~?みたいな感じ。
早く完走記を完成させないと、机の周りの資料が片付かないっす~。
自分は、菅平を走ってない分、SFMTの記憶がまだはっきりしてるんでしょうね…。
それにしても、大橋から先、もう少し走ってたらあと1時間以上は楽勝で短縮できたのにね…。自分はすでに飽和状態だったですが…。
やっぱり黒姫からの登りで時間かけちゃったかなと思います。でもあそこで頑張ってたら、後半持たなかった気もします。
haraさん、確実に時間かけちゃってました~。
あそこからよく盛り返しましたね!