【~35k 稲子の湯】
5kまでが6’00ペースと、弐号にはやや速い入りとなったようだ。このところ、起伏のある山麓道でのLSDばかりしていたので、平地でのペース感覚が20秒ほどずれている。
(注: 呼び名は「弐号」だが、うさ吉の正妻である…念のため )
主なエイドの通過予定時刻を左手首のバンドに挟んできたのだが、エイドは必ずしも5k毎ではなく、代わりに5k毎の標識が立てられていた。今日はGPS抜きで走るので、標識毎にラップを取ることに決めた。
大きなパラボラアンテナや、昇る朝日 を眺めながら、時々、後ろの弐号を確認して、周りのペースに合わせて進む。その後、10k地点では6’40ペースと、まずまず落着いてきた。
ところどころに大きな水溜りがあるが、あまり気になるほどではない。トレイルの状態は、砂利と轍が中心で、朝方まで雨がかなり降っていたが、その影響は少なそうだった。ただ、M964だとソールの窪みに石ころが挟まることがよくあるので、本日のM810の選択は正解だった。
35kまでは弐号のペースメーカをしながら抑え気味に行く予定だったので、ちょっと息が荒くなればペースを落とし、心拍が上がり過ぎた際には、躊躇わずにウォークに切り替えた(今日は、心拍センサのみ装着)。 ただ、ウォークの場合でも、前傾を保ち、腕振りを意識してピッチを刻んだ。(結果的に、今回のレースでは、この「攻めウォーク」が強力な武器となった)。
「攻めウォーク」で気がついたのは、上り坂を走っている選手と、あまり差が開かないこと。その時は一旦追い越されても、次のエイドですぐに追い付き、気がつくと再びリードしていることが多かった。
スタート時は長袖ジップシャツに手袋、CW-Xロングタイツだったが、10Kくらいでは暑くなり、手袋を外して腕まくりをした。しかし、標高が上がるにつれて肌寒く感じることもあり、袖とジッパーの上げ下げで体温を調整した。
途中からロングタイツの脇に挟んでいた手袋は、気がついたら右だけどこかに落としてきてしまった。(20K付近の林道で、Addidasの白の右手袋を拾った方、うさ吉のです!)
途中、標高最高地点ではスタッフの方に写真を撮ってもらい、AllSportsのカメラマンさんには手を繋いで走ってみせたりと、半分ハイキング気分で楽しいトレイルだった。
実際に走った印象として、下りのトレイルが予想以上に長かった(多かった)気がした。40k以降の展開を考え、あまり膝に負荷をかけないように、意識してセーブして走ったが、弐号には少し速すぎたようで、時々、置いてけぼりにしては、
次のエイドで待合せ、という展開になった。
途中で、「気にしないで先に行って!」と声をかけられた自分は、性格上、言葉通りに捕らえてしまい、「それじゃ、稲子で会おう」とばかりに容赦なくぶっ飛ばしてしまった。
その後、途中で小用タイム で調整したり、エイドで苺をつまんだり、稲子直前の1kの急坂 を歩いたりしているうちに徐々に差がなくなり、稲子到着後、1分後には再び合流できた。
ここの名物のお汁粉をいただき、オレンジや をかじって、滞在2分で出発。
弐号はもう少し休んでいくというので、北相木の往復で再開できることを祈りつつ、ここで一旦お別れ。
(35k稲子の湯…予定:4時間01分 実際:3時間49分 休憩:2分 区間平均:6’29)
※休憩後のエイド出発までの時刻で所要時間(スプリット)を算出しています
【~42k 八峰の湯】
稲子を出ると、すぐに急な上り坂が待っている。
無駄な抵抗を止めて、即座に攻めウォークに切替える。
ある程度登って見晴らしがよくなった辺りから、先行ランナーに倣って走りを交える。松原湖へ下る道路に合流する手前からは緩やかな下りが始まり、合流して右折すると、傾斜10%以上の舗装路の下りが幕を開ける。
下見の段階では、「ここで傾斜に任せて突っ込むと、前半で膝が壊れること必至だから抑え気味に入ろう」と決めていたのだが、いざ下り始めると、生来のスピード狂の血が騒ぎ、 九十九折を激走しながら順位を上げる快感に酔いしれた(一応、膝の負担を気にしながら…)。
路肩にある未舗装の歩道(?)部分を積極的に選んで駆け下りた。土やタンポポの凸凹はあるものの、M810を履いているから、トータルで考えれば舗装路よりは膝に優しいだろうという作戦。
キロ4分そこそこのペースで下っているので、足を捻れば一大事だが、なんとか最後までコントロールできた。この区間で、たぶん100番以上は順位を上げたと思う。
下りながら右手を見ると、さっき中腹のトレイルを抜けてきた八ヶ岳が青空に映える。右端の四角いのが稲子岳だ。
八峰の湯に着くと、42KのFinisher、トランジット、通過者、に応じて経路が分けられており、誘導されるままに荷物受取場所まで進む。
スタッフが事前に自分のゼッケンを大声で伝えてくれていたが、待っていても荷物が現れないので、自分で大声でアピールして着替袋を受け取った。
・NISHI長袖ジップシャツ→NorthFace半袖トレイルシャツ
・CW-Xロングタイツ→CW-Xセミロングタイツ。さらに、「ひざ簡単」装着
・シューズ NewBalance M810 → M964 (トレイル用からウルトラLSD用へ履替え)
・SKINS パワースリーブ装着
・豆防止にディクトンを両足に再度塗りたくり、自前のコールドスプレーで膝を冷却する
・アミノバイタルプロとクエン酸サプリを補給
(42k八峰の湯…予定:5時間00分 実際:4時間40分 休憩:10分 区間平均:5’51)
【~50K 小海教育委員会】
八峰の湯を出るとすぐに42.195Kのポイントがあり、これまでと同様の急坂が続く。先行ランナーも、集団ではなく、ぽつんぽつんと点在している感じだ。
ここでも、軽快なペースで一人、また一人と追い越して順位を上げていく。 観光案内所付近で左折すると、わずかに登る部分もあったが、松原湖を左に見ながら、再び八邦池地区へと駆け下りる。
国道141号の「松原湖入口」信号の手前のエイドで、サイダーを一口いただいた。口の中がサッパリし、気持ちがリフレッシュした(このあとのエイドでも、時々サイダーを口にした)。
を見ると、ちょうどいいタイミングだったので、急いで国道を渡り、ほんの少しの間だけ141号の歩道を走る。大きな駐車場のあたりで、モデルさんかと見紛うような綺麗なお嬢さんたちが4~5名声援を送ってくれたので、手を振り返してちょっとだけスピードを上げた(笑)。
国道から右に折れると、川に向かって道が下っており、民家のお婆ちゃんが応援してくれた。ここから小海までは、あまりアップダウンはなく、田園風景の中を淡々と走る。
民家の庭から、小学生の姉妹が「頑張ってくださ~い」と大声で応援してくれたので、「ありがとう!」と手を振って応えた。あまりペースを上げることもなく、楽なペースで走っていたが、先行ランナーにゆっくり追付いては順位を上げるという繰り返しで小海のエイドに到着した。
スタート後、5時間ほど経過していたので、ここでしっかりと食事を摂ることに決めていた。 手打ち蕎麦が名物ということだったので、きょろきょろしていると、「うさ吉さん、蕎麦食べていってよ!」とエイドのおじさんが自分の名前を呼んで、器を差し出してくれた。自分のゼッケンの名前を一瞬で読み取ったのだろうが、なんだか嬉しかった。
「お代わりするなら出前するよ~」と気前が良かったが、とりあえず一杯でご馳走様。美味しかったです。エイドの裏側のテントでは、職人さんが蕎麦を包丁で切っている様子が見られた。このほか、、味噌汁、梅干などをいただき、ポーチのパワージェル梅で締めて、お昼御飯終了。かなりお腹一杯になった。
(50k小海…予定:5時間55分 実際:5時間27分 休憩時間:5分 区間平均:5’53)
~ 以降、波乱万丈の「野辺山ウルトラ 本番 弐の巻」 に続く ~

